庭文庫を運営するふたりではじめて出版社「あさやけ出版」からはじめてだす本です。(詩集『聲』と詩集『石』同時発行)
今まで弦さんが書いてきた詩をまとめた詩集『聲』に対して、右側にタイトル、左側に詩が入っているという紙面レイアウトに合わせて今回、新たなに書かれた詩が掲載された詩集『石』です。(一部聲と重複した詩もあります)
本文ページがはじまる前に、一枚手透きの美濃和紙を使用し、透明感のある本になっています。
全国で置いてもらう『聲』に対して、詩集『石』は庭文庫の店頭およびWEBSHOPのみで販売します。 他書店で『聲』を購入された上で、『石』を購入された方は注文の際に備考欄にその書店名をお書きください。『石』の売り上げの1割をその書店にお渡しします。
定価:1900 円 + 税
判型:角背上製糸かがり製本
扉に美濃手漉き和紙を使用
ページ数:72 頁
収録作品:30 篇
著 者 石原 弦
造 本 新島 龍彦
発行元 あさやけ出版
製 本 有限会社篠原紙工
和 紙 柳川 杏美
箔押し 有限会社コスモテック
▼購入は下記より
https://niwabunko.stores.jp/items/5f567a2cbc44dc536c9b7676
▼プロフィール
著者:石原弦
一九八〇年、岐阜県生まれ。生後間もなく岐阜県恵那市の山村、串原に家 族と移住。 『アジア生活農場ゴーバル』(現、山のハム工房ゴーバル)という共同体の中で、豊かな自然と訪れる様々な人々に囲まれて育つ。十代の頃から詩に関心を持ち始め、自分でも少しずつ書き始める。山形県の基督教独立学園高校を卒業後、農業等の研修を国内外で行い、詩の現場を人と自然との関わりの中に求める。二〇代半ばに地元、恵那市串原の養豚農家の経営を引継ぐ。二〇二〇年、第一詩集『聲』と『石』をあさやけ出版より刊行。
造本:新島龍彦
1991年生まれ。多摩美術大学卒業後、株式会社竹尾にアルバイトとして勤務。
2014年に有限会社篠原紙工に入社し、手加工部門のオペレーターとして勤務。
大学卒業後も会社に所属しながら個人としての造本活動を継続。
物語を紙に宿して形作ることを造本と捉え、形態やジャンルに捉われるのではなく、
内容にどこまで本が寄り添えるかを思考の軸として本作りを行っている。
本の生まれ方・作られ方・売り方までを本作りの営みと考え、これからの本の在り方を日々模索している。
受賞歴
2013 LOCUS DESIGN FORUM 書築展ブックデザイン国際公募 入選
2014 第48回造本装幀コンクール 読書推進運動協議会賞 受賞
2015 世界で最も美しい本コンクール 銅賞 受賞